目次
- ♢やっぱり いつかは英語を話したい!
- ♢なぜ子供の方が英語の映画をみて笑っているのか?
- ♢“I’m home”は「ただいま」では使わない
- ♢拾えた音をそのまま再現するシャドーイング学習法
- ♢訳すってかなり高度なことを実はやっているのです。
- ♢音が先 意味は後
- ♢日本語で聞き取れない音を聞いた時、パニックにならないのはなぜ??
- ♢自然言語習得装置のスイッチを入れてみましょう
- ♢英会話は能力という意識を捨ててしまいましょう
- ♢自分で思っている以上に、私たちは英単語を既に勉強しているのです。
- ♢とにかく 真似 真似 真似 真似
- ♢文字はなるべく見ないでください。。勝手に訳しちゃうので
- ♢ストップをストップ
- ♢動画を併せてご覧頂けると、より理解が深まりますよ。
♢やっぱり いつかは英語を話したい!

いつか英語を話したい!
例えば
I’m Tomoko, living in Tokyo. I couldn’t speak English well when I was 30 years old. But I can speak English anytime I need. I can speak everything in English that I want.
という感じで今私が話している時に英語のネイティブスピーカーの方であれば英語しか知らないので、全部英語で考えて話しているし、例えばシェリーさんとかのバイリンガルっていますよね?
英語と日本語の両方普通に話せる人、あの人達はそれぞれの言語を生活の中で、例えばシェリーさんならパパがアメリカ人なので、パパと話す時は英語でないとパパが分からないから英語で、ママとは日本語、という風に生活上必要で話して身につけてきているので、子供の頃は混乱したりとか2倍の苦労があるんですけれども、大人になって成長してしまえば、英語の時は英語で考えているんですよ。
日本語の時は日本語で考えている。
どいうことかというと、言葉に詰まったりした時に「えーっと」と考えをまとめる時の言語のことです。
だからシェリーさんたちは英語で話している時というのは、英語で言葉に詰まっちゃったり、次は何て言おうかなとか、相手の顔色を見て言い方を変えようかなと思った時も、全部英語で考えているということですね。
ところが私たちの場合はある程度の年齢になってから、後付けで英語を話そうとした時は、そういうことは能力の問題ではなくて物理的に難しいんですね。
幼少期に経験がないので、そういったことはしないのです。
ではどうなるかというと、さっき私が話をしながら考えをまとめているのは日本語なんです。
自分のことを話してみようかな、住んでいる場所を話してみようかな、という時です。
今までの私たちの英語の話し方だと、その後どうなりますか。住んでいる場所を話そうかな。
皆さんそれぞれ自己紹介をしようとイメージだけしてみてください。このクラスでは指したりはしないので、それは安心してください。
「はいどうぞ」なんてことはないので。
(笑)


そうすると頭の中で「私は」とまず考えるわけです。
「横浜に住んでいます」でも英語の場合、動詞が先に来るから、、、とまた考えるわけです。
しばらく考えて ”I” 住んでいるは “Live” そして “In Yokohama” とこれぐらい時間がかかるんですね。
そうすると普通の外国人との会話の時はとてもスピードが追いつかない。
相手はもう違う話に行っちゃったりしていますから、自分もすごく疲れるわけです。
私のさっきの話し方だとどうなっているかというと、住んでいる場所について言おうかなと思ったら口をついて出てくるのは自然な英語、そして自分の英語のバックグラウンドを話そうかなと思ったら、そこで訳すという回路が入るのではなくて、口をついて出てくるのが自然な英語。
それは暗記とかではなくてその時によって、例えば相手が変わると、
”I’ve been teaching English to mainly Japanese adults”
何ていう風にして、今度は英語のバックグラウンドを話すので、相手やその時の気分によって自由に、でも出てくるのは自然な英語、というその練習をするためのクラスになります。
さっきお話が出たように、私のダーリンは外国人ではありませんし、子供の頃、若い時も海外に住んだ経験はないんですね。
私の場合皆さんよりも英語圏ってほとんど行ったことがないんです。
先ほどニューヨークとワシントン・DC を満喫されたお話を伺って羨ましいと申し上げたのは、アメリカに行ったことがないんです。
イギリスもありません。
旅行というだけでも皆さんと比べると、もっともっと時間が短くてほとんど日本で、これくらいはいつでも話せるくらいになりました。
すごいですね。


ありがとうございます。
(笑)

♢なぜ子供の方が英語の映画をみて笑っているのか?

しかも年齢は30を超えてからなんですね。
若い時に英語が得意で、というわけでもなくて英語の成績はひどい成績で、本当は青山に行きたかったんですけれども、高校の先生からは受験すら止められました。「この英語の成績じゃ無理だよ」と。。
国内の大学にはいけないくらいの高校の英語の成績だったので、もう想像がつくと思うんですね。
皆さんの方がずっと優秀だった。
そういう中からこうやって身につけたやり方というのが、きっかけは今30近くなる娘です。
幼少期にディズニーとかの洋画を見て笑っているんですね。日本語もまだほとんど分からない子が、画面を見て笑ったり、悲しそうな顔をしたり。
ここから入ったら私も身につくのかな、という風に思ったのがきっかけで映像と音というところで、それが漫画と音というところなんです。
漫画というと英語に訳したものが吹き出しに入っている翻訳本、は書店にいっぱいあるんですけれど、文字が書いてあると私たちはやっぱり訳してしまうんですね。
翻訳って本質的に違うんです。例えば英語で「ただいま」って何ていうんでしょう。
(笑)

♢“I’m home”は「ただいま」では使わない

フレーズ集には
“I’m home”
なんて出ているんですがいわないんですね。
ではアメリカ人は帰ってきて挨拶をしないかというとそうでもなくて、“I’m home” という表現は「ただいま」と紹介されるんだけれども、日本人のように家に帰ってきて、リビングにママがいて、目と目があって、「ただいま」という時には使わないんです。
ホームアローンなんかで、主人公の男の子が誰もいないのに “I’m home” という時には使うんです。
姿が見えない時に。
言葉の役割ってそれぞれ違うんです。
「ただいま」はないといってしまうと、これまたお叱りを受けたりするんですが、役割が違うんです。
だから翻訳は結局、それぞれ本質的に違うので、それを誤解したまま覚えちゃって、Oops という使い方をしてしまう可能性があるので、場面と音で取り込むのが一番いいんです。
なので私たちの漫画英語は変わっていて、漫画イラストだけがあって文字は一切ないんですね。
後ほどお手元にお届けしますけれど、こういったものを使って前半の英語脳作ろうでは場面イラストと、英語の音をなるべく体の中にこのまま通してあげます。
そのための練習をしていくのが主です。後半のフレーズ法英会話では絵を見てとっさに浮かぶ英語の音を出す練習を通して、いつでもどこでもとりあえず今持ち合わせてる英語は出せる状態にしていきます。
後から考えてみてお友達なんかと旅行していた時に、お友達の英語、「あれくらいだったら私も言えたな」と思うのに、その時には言えなかったということが結構あると思うんです。
結構知っているのに出ないのはなぜだと思いますか?
日本語で考えちゃうからなんです。
本当にそこなんです。
それよりは場面の中でカタコトでもいいから、知っている音を出すということを、後半の時間では大事にしていきます。皆さんが覚えなければいけないこととか、勉強しなきゃいけないことはひとつもないと思ってください。
この教材を使って前半では見て、聞いて、真似る。そして後半では、絵を見てとっさに浮かぶ英語の音を出そうとする練習をしていきます。

文字が全くないページ、イラストだけのページを反対側を返してこちらを開いてこのイラストだけのページを見て、今からネイティブの英語の音声を一緒に聞いていきます。
さあここからが私たちが英語をある程度身についた完成形の状態で、最後の壁、つまり英語ネイティブとも違う、モノリンガルといって英語しか知らない人は他の言語を持っていないので、混乱することはないです。
バイリンガルの方も生活上必要があって身に付いているので、それはそれ、これはこれと混乱はまず起きないんですね。
相手によって相手が二言語を混ぜないといけないような人の場合は、それに連動してめんどくさくなったりはするんですよ。
東京や横浜だと、バイリンガル同士の会話って聞いたことありますか?
お互いがバイリンガル同士で二言語混ぜるんです。
なぜかというとさっきの「ただいま」と“I’m home” と一緒で、完全に言語ってそれぞれの役割があるので、日本語じゃないと言えないこと、英語じゃないと言えないことというのがあって、相手が両方を同じぐらい分かる人だと、混ぜた方がより共感できるんです。
そういう話し方はまた少し特殊なんですけれども、それは特殊なケースとして。
大抵はバイリンガルの人はそれぞれなので混乱が起きないのですが、私たちの場合は日本語がメインで日本語で頭の中は英語がかなり流暢になっていても、思考しながら口をついて出てくるのは自然な英語、という風にしてあげないといけないので、そのための第一歩がこの漫画イラストを見ながら聞こえてくるのはネイティブの英語。さあそしてそれを私たちが聞く時に誰がいて、場所はどこで、何が起きようとしているのかというのを、ここからが大事なんですけれど、日本語で自由に想像しながら英語の音をなんとなく。
皆さん英語の音が聞こえちゃうと一言一句逃さず聞こうとして、頭の中で字幕スーパーのようにカチカチと文字を走らせるんです。
英語の綴りが浮かぶと訳しちゃうんです。
その情報処理をやっているうちは自由に情報処理ができなくなっちゃうので、頭の中は自由な日本語、そして聞こえてくる英語の音をそのまま体の中に通してあげるおまじないとして、今から英語の音が聞こえてくるんですけれども、まるでこの英語を自分が喋っているのかのようなイメージで、口を動かしてあげてください。
声は出さなくて結構です。ジーっと黙って聞いていると、英語の音を聞き取とう、聞き取ろうとしてしまうんです。
ところが聞こえた音を口元で真似しようとしてみると、音はとりあえずそのままという合図を体に送ってあげられるので、これに慣れてきて2回目のレッスンになると、家である程度マイペースで口パクレッスンをやっていただくと、こういうことができるようになります。
ちょっと見ていてください。

Only the best. Lennie played the guitar, Curt played the bass, Chuck played the drums, Cameron sang. They were all good at what they did. Cameron was a talented young singer, and Curt, Lennie, and Chuck had been playing music for a long time.

こういうこと。
今私はわざと皆さんに聞きやすいように、大きめに声を出してしまってるので、どちらの音声もうるさいんですけれども、実際に皆さんがやっていただく際はもう少しリラックスした、こんな感じになるかと思います。

…together. Together, they were awful.
♢拾えた音をそのまま再現するシャドーイング学習法

という感じで音を自然に聞きながら口元をついて出てくるこの自然な英語の音を、自分でも実感しながらやっていただく。
これはご存知の方もいらっしゃるかもしれませんけれども、ここ10年ぐらい非常に注目されている学習法で、シャドーイングという学習法です。
Shadow =影のように英語の音を、そのままあまり頭で考えずに音を拾って、拾えた音に関しては口元で再現するという、シャドウイングという活動になります。
これをやっていただくと、リラックスした状態で。緊張して、音をしっかり拾ってしっかり真似しよう、としてしまうとうまくいかないんですけれども、頭の中で自由な日本語でこの絵を見ながら場面とストーリーを想像して、口元では英語の音を再現するという感じです。
こうすると私たちが英語がある程度流暢になった時に、一番最後の壁、頭の中は日本語、そして口元は自然な英語ということが混乱なく自然にできるようになるし、将来もしかしてオリンピックの頃に、ボランティアでもいいから通訳ガイドのようなものをやってみたいな、という方にとってはこのシャドーイングが同時通訳を養成する時の学習法になりますので、それも決して夢じゃないということです。
そういった学習法になります。これを1クールくらい通っていただくと、結構自然にできるようになるものです。ですのでそんなことをイメージしながら、今日は口元だけパクパクやりながら、私は軽く今のような感じで英語の音を再現しながら、まずは場面を見て、イラストを見て場面に感情移入しながら気持ちよく身体の中に英語の音を通してあげます。

Only the best. Lennie played the guitar, Curt played the bass, Chuck played the drums, Cameron sang. They were all good at what they did. Cameron was a talented young singer, and Curt, Lennie, and Chuck had been playing music for a long time. But not together. Together they were awful.
♢訳すってかなり高度なことを実はやっているのです。

いかがですか?
こんな経験って今までないからちょっと違和感があると思うんですけれども、いかがでしょうか?
まず一つこれをやっていると訳す暇を脳に与えませんよね。
これがすごく大事。訳そうとすることで、一つには聞き取りが遅れるんです。
訳すというのは実際は高度なことなんです。
聞き取りが遅れるのと、あとは結局言語は別物なので、本音をいうと訳しきれないんです。だから誤解しちゃうんです。
だったら自分なりの理解で勝手に想像して、口元は英語の音を再現する方法に注力してしまったほうが、ずっと効率がいいんです。
ここまでで大事なことは、英語の音を今までの長い学習習慣から、聞き取って理解しよう理解しようとしてしまうのでそこをまず、音を捉えようというイメージトレーニングなので、しばらくはそことのせめぎあいです。
二つの理由からは口が最初の頃は全く動いてくれません。一つは、音だけで真似するなんて英語ではしたことがないんです。
そこに対してやはりどこか引っ掛かりがあるんです。今までの私たちというのは、綴りを見て日本語に訳した上で、日本語で理解したものについてしっかり発音するということをやってきたので、はっきり聞き取れない音をただ口元で再現するというのは、最初は衝撃的でビックリするんですけれども、なかなかそれがうまくいかないのでだんだんジレいてきてしまうと思うんですが、そこを大人の認識力を使って、これは習得の自然な順序から行くと、音が先なんだということ。
皆さんいかがですか?
小さい頃に大人の演歌とか歌って、喜ばれたり怒られたりしたことはありませんか。皆さんは何でしたか、私は夢は夜ひらくでした。
(笑)

♢音が先 意味は後

小学生の頃父の会社の人が遊びに来た時に、夢は夜ひらくを歌って、父のお友達はすごく喜んだんですけれども、母は真っ青になって後から怒られたりとか。
私の娘は天城越えでした。「隠しきれない 移り香が いつしかあなたに浸みついた 誰かに盗られる くらいなら あなたを殺していいですか」と3歳4歳くらいの時に。
えーすごいでも上手なんですね。


滑舌は全然悪かったんですけれど、私が大好きで歌っていたら、耳コピーで覚えちゃって。
おじいちゃん達とカラオケに行った時に「天城越え」と言って、おじいちゃんは知っている知っている、と喜んじゃって。
おじいちゃんアニソンじゃわからないだろうと思ってきっと、おじいちゃんに合わせてあげたらだんだんみんな真っ青になっちゃって。
だから音が先なんですね。意味も分からず。
そのことをイメージしていただいて、ただ私たちは大人なんです。
日本語でわからないことなどないはずと思って生きていられるんですね。だからよく分からない音を真似るということ自体が、最初は抵抗があるんですけれどもそこからやり直していただくと、ほとんど例外なく発音が綺麗になります。
声に出してみて頂いて、後で文字のページの使い方もご案内しますけれども、鶴の恩返しです。
決して開けちゃだめです。
文字のページは見ないでください。
使い方は後でご案内しますね。
私たちって今まで英文テキストはどういう風に使っていましたか?
聞き流すだけなんてよくありますよね。
”Will you tell me the way to the station?”
でリピートの感覚だと、
”Will you tell me the way to the station?”
と一生懸命真似して、
”What can I do for the next week?”
って「あれ、今何て言っていたんだろう」と思って、英文テキストを開きますよね?
それは漫画英語ではブッブーなんです。
これをやってしまうとどうなってしまうでしょうか。
それがそのままに肉になり血になるということです。
どういうことでしょう。
日本語になってしまうということですか。


それよりも何よりも、綴りを見ないと聞き取れないというのがそのままになってしまうんです。
文を覚えちゃうと思いますよね、どうしても。

♢日本語で聞き取れない音を聞いた時、パニックにならないのはなぜ??

そうなんです。
結局そこから自由になれなくて、実は私たち日本語でも日常生活の中で結構きっとれていない音というのはあるんですよね。
その時になぜいちいちパニックしないんでしょうか。
聞き取れない音、、、


はい、聞き取れない音っていっぱいあるはずなんですよね。
人と話していてもそうですし、全体の中でかなり主観的に人の話って聞いているんですよね。
私よく娘に言われますから。
「話聞いていなかったね」って。(笑い)日本語同士でです。
それは人の話って本当に主観的に聞いているんですね。
英語で一語一句逃さずに聞いて、それをきっちりと訳そうとしちゃうことが、そもそもの自由に聞けないまず第一歩なので、聞き取れないところは英文を見て埋め合わせて、きちんと文法的な解釈をして訳すという、そういったものをやめたいんです。
日本語ですらやっていないわけですから。
ざっくり申し上げますと、かなりいい加減に人の話を聞いているということです。
いい加減というのはいい塩梅、自分にとって必要な要素だけを聞いているということです。
それを英語でもしたいので、文字で追わない、ましてや逐一日本語の訳にあたるものを探さないということです。
そのためのトレーニングなので口パクで動かしながら。後は、今までの英語学習と比べて最初は「えー」と思うけれど、だんだん疲れてくるのは、これは止めてくれないじゃないですか。
ただただ言っているだけなので、今までだと、今のところをもう1回とか、もう1回聞けば何とかなりそう、というのもやらないのです。
それをやってしまうから英語に限ってもう1回もう1回となってしまうんです。
日本語でそんなことをしたらお互い疲れちゃいますよね。やり過ごしちゃってわかるところだけ。
もっと訳の分からない人だったら、そもそも合わないんだと思って日本語だと切り捨てちゃっているじゃないですか?
なぜ英語に限ってどなたの英語もきちんと聞き取って日本語に訳そうとまでしてしまうんだろう。
囚われてしまっているんですね。
これは今までの学習法から来る習慣だから、皆さんが悪いわけではないんですけれども、そこを払拭していかないとということなので、止めずに、自分が印象に残った範囲でマイペースに、そしてストーリーの尺で繰り返す時はこのまま繰り返します。
途中で今のところをもう1回というのはやらないんです。
これも非常に大事なポイントです。
♢自然言語習得装置のスイッチを入れてみましょう

目が行ったり来たりするのは全然構わないんです。
今ここを言っているのかなと思ったらこっちだった、というようなこの目の動きは、私たちが第一言語で散々経験しているんです。
言葉を習得する時に私達がまだ赤ちゃんだった頃、父や母が目の前で会話をしているわけです。「この部屋ちょっと蒸し暑いね、パパ悪いけど窓開けてくれない」と。この時に、「窓」も「開けて」も知らない私たちに向かって、親が「今のは新しい言葉、習おうね。窓ってこれだよ。
開けてってこうすることね」ってやらなかったですよね?
今度誰かがトントンと来て、「誰かが来たみたい、ドアを開けてあげて」、「開けてがまた来たね。さっきもやったよね」と、こんなことをやっていたら、、、私達はどうやってそれを習得してきたのでしょう。飛び交っている「窓を開けて」「ドアを開けて」「ちょっと肌寒いから窓を閉めて」「不用心だからドアを閉めて」連続する音の中からマイペースで単語の切り出しをしてきたので、人によって言い回しは違いますよね。
だって私の母が父に「パパ悪いけど窓開けてくれない」なんて言わなかったです。「お父さん窓開けてちょうだい」とかって言ったと思うし、人によって言い方が全然違っても全然平気なのは、連続音の中から自分で単語を切り出しているからなんです。
フレーズで暗記しちゃうからダメなんです。
”Will you tell me the way to the station?”
で暗記しちゃうから、何かが抜けちゃうともう分からなくなってしまうんです。
”Tell me the station please”
だっていいんです
”The way to the station?”
で聞いてしまってもいいわけです。
そういう自由な切り出しをできるようにするためには自分で連続音の中から、単語の切り出していかないといけないんです。
していかなきゃいけないというと脅迫観念みたいなんですが、連続音の中から単語の切り出しをしていただくと、誰でも出来るようになるんです。
というのを私は娘と一緒にディズニーの DVD を見ながらやったので、習っていないのに話せるようになったということなんです。
ディズニーの DVD を使っちゃうと膨大な著作権料で大変ですよ。
ウォルトディズニー社とライセンス契約なんかしたら、それこそ億単位じゃないかもしれない。
そんなの無理なんで、オリジナルということですね。
ディズニーはやっぱり難しいです。あれは英語ネイティブ向けなので、あれを学習用にそのまま使ってしまうと。後は子供向けなので大人はしんどいですね。
幼児語とか、擬音語、擬声語にあたるものがいっぱい出てくるので、私たちは大人のやりなおし用の教材を使って、連続音の中から、単語を切り出し、これをマイペースでやっていくといいんです。
これが大事なんです。
そのために CD はどんどん進めて、口元で自分なりに印象に残った範囲で音を出そうとしてみてください。
これを地道に繰り返します。
そうすると誰でも起きてきます。なぜでしょう、なぜ私たちはみんな日本語を喋れるんでしょう。
本当はコミュニケーション力って人によって多分差があるんですよね。
でも日常生活では不自由なく、お互いがコミュニケーションを取れます。
その一定レベルを超えちゃうと、自然言語習得装置が働いて、誰でも一定の刺激があると言葉って身につくものなんです。
それを刺激するために必要なことは二つです。
習得装置が作動するまで、必要な刺激を続ければいいというだけなんです。
何百年かかるんだろう、そんなはずないんです。
子供達は何歳ぐらいで、普通に大人と会話が成り立つようになりますか?
もちろん程度の差はありますし、個人差というのもあるけど、大体。。。
2、3歳ではないか、もうちょっとですかね。


そうですね。2、3歳だと用を足すくらいの最低限のことしかできないから、
4、5歳


そうですよね、早い子だと4、5歳。遅くても5、6歳でまあまあ日常生活は成り立ってしまいますよ。
それくらいなんです。
ただそのくらいの間に何時間くらい子供達は触れるでしょう。24時間は無理ですね、寝てるし、食べたり、お風呂に入ったり、そういう時間を除くとまあ、、、
11、2時間くらい


そうですね。
早い子で3年間くらいで結構。
今メディアに出てくる子供ってすごいでしょ。
双子ちゃんの、インスタでフォロワー数が20万とかっていうのを今朝見ていたら、4歳とは思えない。
うちの子はあんなに喋れたかな、と思うくらい、取材陣の方とのやり取りがもうすごいですよね。言葉に対する感度がいい人だと3年くらいで、日常英会話に必要な、、、あらまオリンピック間に合いますよ。
そうですね、四年あるからね。

♢英会話は能力という意識を捨ててしまいましょう

それはご自身ですね、あとはそれくらい時間を自分で取れるかどうかです。
能力は関係ないので。
関係あったら私たちは困ってしまうので。ある程度まではといった話なんですね。
英語の場合、日常英会話で必要な語彙数はどれくらいといわれているかご存知ですか?
英語は世界中で使われている人が10億人とか20億人とかというので、まあそれこそデータは豊富なんです。これは世界水準で認識されている数字があって、どれくらいだと思いますか?
中学校で私たちが触れた語彙数は何語ぐらいだったと思いますか、3年間です。
どれくらいだろう忘れちゃいました


見当つかないですか。3年間で1500語ぐらい。じゃあ高校では。中学で1500だったら、、、
倍ぐらい


倍ぐらいは触れているでしょうね。
短大とか大学とか受験されている方だと、そんなもんじゃないですね。
6000語。
大学で英文を読まなければいけなかった方の場合は、1万を超えてくるんです。さあそこでお話を元に戻します。
ネイティブが、日常会話で頻繁に使っている語彙数だと何語ぐらいだと、世界基準ではいわれているんでしょうか?
さっき出た数字、1500、6000、あるいは1万、その中でどれに近いか、あるいはそんなもんじゃなくてもっと超えるか。
会話だったら少ないんじゃないですかね。


ちなみにどのくらいかと思いますか。
2000とか、、、

♢自分で思っている以上に、私たちは英単語を既に勉強しているのです。

いい数字が出ましたね。3000ぐらいなんです。
去年かな、もう一昨年になりますね??
Google の日本法人副社長が書いた、海外生活なしで、家族に外国人もいなくて、一年間で英語が話せるようになった、というノウハウを、副社長の方が本にまとめてベストセラーになったんですけれども、その中に出てくる数字が3000なんです。
イギリスの大学にオックスフォード大学というのがあるんですけれども、その Oxford University Press という出版局が出している辞書には Oxford 3000といって、ソフトバンクの孫社長が、ビジネスのプレゼンで使っていた単語が98% この Oxford 3000だから、日常会話どころかビジネスもカバーできますよという話で、皆さんにわかるように話そうと思ったら、難しい言葉など使ったらかえって損ですから。
オバマさんとかもこの3000を使っています。アメリカは移民が多く、1/5は英語が母国語じゃない人たちなので、5人に1人は英語が話せないし、あまり聞き取れない人たちに対して、わかりやすいというのは3000なんですね。
Manga English は全部で100タイトルありまして、この3000語がバランスよく散りばめてあるので、さっきの話を思い出したら高校までで6000語だったらもうカバーしていますよ。じゃあ何で話せないのかというと何でだと思いますか。一回でひとつのフレーズを覚えたからです。
日本語でさあ「窓を開けて」「ドア閉めて」何万フレーズで経験するんでしょう。「パパ悪いけどそこの醤油とってくれない」「ごめんハサミ取って」「ちょっとカッターの刃折れちゃった、カッターの刃取って」同じようなフレーズを何万回、だからバリエーションのあるフレーズの中で3000語が自然に繰り返されると暗記じゃなくて、記憶になるんです。
この違いがわかりますか??
一回で覚えようとするから暗記しないといけないと思ってしまう。日本語ですら暗記したことないんです。
今日は久しぶりにここに来る前、に娘とお昼をしようと思って近くにジョナサンと、、、名前も覚えていないです。ファミリーレストラン、皆さんがご存知の有名どころ、サイゼリア、、、
ロイヤルホスト


ロイヤルホストは家の近くにはなくって、こんな話どうでもいいんですけれども。
(笑)


それを待ち合わせ場所を間違えてしまったんです。
私の勘違いで。
娘からのメールにはちゃんとそのお店の名前がガストと書いてあって、いいよと、書いて、私はどこで待っていたかというとサイゼリヤで待っていて、娘から電話がかかってきて「お母さんどこにいるの、もうお店に入ってるといったしどこのお店」と言われて「えーっとサイゼリア」「ガストって言ったじゃん」みたいに。
だから結局一回で暗記しようと思うとそれは無理なんですね。
ネイティブのその3000語を充分なバリエーションの中で自然にインプットすると身に付くということなんですね。
ここまでで皆さんの中でいかがですか。そのための100タイトルになっておりますので。
一話、二話で奇跡が起きるということではないんですね。むしろそれが不自然になってしまうので。
これが自然に作動するための時間と、刺激ということになります。前半は今のナチュラルスピードというバージョンが入っております。
時々巷にあるリスニング教材で、やたらめったら速いスピードのものをナチュラルスピードと称してこれに慣れましょう、と私たちを煽ってくるんですけれども、ナチュラルスピードというのはあくまでもナチュラル。
例えば日本語で「終電に遅れちゃうから早くした方がいいよ、急いだ方がいいよ」という時と、「前からずっと好きでした」というので同じ速さだったら変ですよね。「終電に遅れちゃうから早くした方がいいよ」(早)というのが自然なのに、「終電に遅れちゃうから急いだ方が」(遅)と言ったら、戦場カメラマンのようです。
(笑)

♢とにかく 真似 真似 真似 真似

「前からずっと好きでした」(早)と言ったら小学生男子の告白みたいで、これまたちょっと引いてしまいそうですよね??
「前からずっと好きでした」(遅)というのがナチュラルスピード。
ですので漫画英語の場合ナチュラルスピードというのは、本当にナチュラルなスピードになっていまして、ストーリーによってスピードは変わります。
是非それで自然な音調というのを、「終電に遅れちゃうから急いだ方がいいよ」という時の音と、「終電って何時だったっけ」という時の「終電」は微妙に違ったりするので、そういった音に慣れていただく。
後半にフレーズごとに区切られた音声というのが入っているんですね。
これは主に後半の英会話の授業で使っていくんですけれども、前半では今聞いた音を何となく声に出す、シャドウイングという活動をしましたけれども、後半ではさあこれでしゃべってみましょうといってもなかなかそうはいかないので、この後のフレーズごとの音声を使って、これを文字を見たり意味を考えたりしないで真似をする。

Lennie played the guitar, Curt played the bass,

という感じで、声に出す練習というのをしていくんですね。それをしていただくためのフレーズごとの音声ですので。フレーズごとに区切られているからゆっくりで聞きやすいということでお使いになるのは NG なんです。
ナチュラルスピードでなんとなく全体がつかめるまでは、ご自宅でフレーズごとの音声を使わないでいただきまして、シャドーイングがある程度慣れた頃に、今私がご紹介したようにフレーズごとに音を止めて、

Chuck played the drums,

Chuck played the drums,

Cameron sang.

Cameron sang.

They were all good at,

They were all good at,

What they did.

What they did.
♢文字はなるべく見ないでください。。勝手に訳しちゃうので

というような、リプロダクションという活動を行っていきます。
ちょっと持って回ったような言い方に聞こえるかもしれませんけれども、Product=製品・生産という意味の言葉で、これが語幹にあるので、再生産とか再現するというような意味の言葉で、よく通訳を養成する時に使われる学習法なんですけれども、聞いた音を自分の口元でそのまま再現しようとする活動。
文字を見たりですとか、文法的解釈を受けたりせずに、とにかく音を真似ようとする活動になりますので、話す力をつけるのに非常に有効なんです。
これを行うためのフレーズことの音声なので、前半だけを取られてる方の場合は1クールか、2クールか分かりませんけれども、漫画英語が10タイトル、20タイトルと増えてきたら、ナチュラルスピードだけでシャドーイングがある程度慣れたところで、今度はこのフレーズごとの音声を使っていただいた方が効果的なんですね。
というのがナチュラルスピードが慣れていないうちに、このフレーズごとの音声を聞いてしまうと、たちまち今までの学習習慣が根強いので文字を頭に浮かべて訳を浮かべようと、そっちに戻ってしまうんです。
そうするとせっかく漫画だけの特殊な教材なのに、頭の中に字幕を走らせて、日本語の訳って何にもならない、、、もったいないのでそういう作りになっていますけれども、使い方をご理解頂きまして。前半だけの方のために、最後に文字のページの使い方をご案内して、前半のクラスを終わります。
文字の並びのページ、ここを見てしまうと、またたちまちなんです。
さっと訳し始めてしまうので、私たちが幼児期に絵本の読み聞かせで経験したあのステージを、英語でも経験して行きます。どういうことかというと、「昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に、、」ってママが読み聞かせしてくれる時に、いちいち文字を差しながら「む、か、し、む、か、し」とやったでしょうかというとやらないんですね。
文字の並びは私たちにとって最初はありの行列か何かのような感じで、あまり強い認識はなかった。
だんだんに場面と音で経験した後で、徐々に文字を習っていった感じ、あれを英語で経験していただくと、洋書を字幕なしで読めるようになるんです。
どういうことかというと、私たちが「昔々あるところに」と文字をちゃんと読み始めた頃ってどういう情報処理になってましたか?
これは自然にやってきたことだから言語化しづらいですよね??
どういうことかというと、ママや幼稚園の先生の音がたっぷり入っているんです。だから「む、か、し」というのが無機質な文字の並びではなくて、「昔々あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました」という音が聞こえてきたはずなんです。
そしてお母さんによっては、「みーちゃんのおじいちゃんって誰だっけ?そう、群馬のおじいちゃんだよね」と、そういう風に生活体験と紐付けてもらったりしているはずなんですね。
だからも無機質に「お、じ、い、さ、ん」という風に情報処理をしたり、ましてや他の言葉に置き換えるなんてことではなくて、群馬に住んでいるおじいちゃんがすっと浮かんだりとか、テレビの中で見る、典型的な髭のおじいさんなんかがすっと浮かんだりしていたはずなんです。
その情報処理ができるようになると洋書を読みながら音が聞こえて場面が浮かぶようになるんです。”It was raning lightly” というのを、今までだと「何々」と、文字見ないと、訳さないとと、”It was raining lightly” はwas だから過去形か、raining 雨が降っていました、lightly 軽く、みたいに無機質に訳していたのを、”It was raining lightly”という文字を読みながら、静かに雨が降っているご自分の家の周りの情景が浮かぶようになるんです。
そうするとセックスアンドザシティとか、ハリーポッターなどの原書を読んでいる時に場面と音が連動する、そっちが当たり前ですから。
他の言語に置き換えるとか、無機質に文法的な解釈なんてむしろ難しいことなので、そっちの方がやりやすくなり、そうするためにどうするかというと、音を散々経験した後で文字の並びを軽く見ながらナチュラルスピードをかけて声に出しちゃってください。
今やってみますね。

Only the best. Lennie played the guitar, Curt played the bass, Chuck played the drums, Cameron sang. They were all good at what they did. Cameron was a talented young singer, and Curt, Lennie, and Chuck had been playing music for a long time. But not together. Together they were awful.
♢ストップをストップ

こんな感じで、文字の並び、、、ところがやりにくいですよね?
目が止まるでしょう。知らない単語、あるいは知っていても文法的に解釈しようとし始めるので、目が止まるんです。
それこそが英文を自然に読めない習慣になってしまっているので、これを矯正していくイメージになります。今は本当は目を止めたい、 CD を止めたい衝動に駆られるんだけれども、声を出すことで目をとめてしまうとついていけなくなってしまいますから、そのまま目を連動させて動かす目の動きだけ練習しておいてください。
このスピードで。
いちいち止めたりせずに。これを交互にやっていただくのが、前半の英語脳を作ろう、のクラスになります。これを繰り返すことによって英語を聞いたり、読んだりする時にとりあえず英語のまま。
なんとなく自分なりの理解で、取り組んで声に出すという習慣を身につけていくクラスになります。
ということで前半はここまでになります。ありがとうございます 。
♢動画を併せてご覧頂けると、より理解が深まりますよ。
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